【エネコツアー14】第5ステージ、バンアーベルマートがミニフランドルでリベンジ 首位はドゥムラン
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この日のコースは春のクラシックのツール・デ・フランドルと一部同じところ使用し、石畳と激坂が連続するため、ミニツール・デ・フランドルとも言えるレースとなった。
前年総合優勝のゼネク・スティバル(オメガファルマ・クイックステップ)が第4ステージの落車でリタイアしたが、それでもこの日は強豪選手たちが熱い戦いを繰り広げた。
ステージ序盤、37km地点でようやくマッテーオ・トレンティン(オメガファルマ・クイックステップ)、パブロ・ラストラス(モビスター)ら4人の逃げができ、最大6分以上のリードを築く。メイン集団はベルキンがコントロールして、タイム差を削り取っていく。
終盤、激坂のミュール・デ・ヘラールツベルヘンの2度目の上りで、メイン集団から総合首位のラルス・ボーム(ベルキン)自らアタックするが、他の選手も追走し、集団は再びひとつにまとまる。
先頭4人もラストラスとトレンティンを残すだけとなるが、残り4kmで2人が捕まると、集団からはローレンス・デブレース(ワンティGG)がアタック。これを、パベル・ブルット(カチューシャ)が追いかけ、合流する。しかし、やや上り坂となったゴール前、グレッグ・バンアーベルマート(BMCレーシング)が集団から飛び出すと、2人を捕えてステージ優勝をつかんだ。
バンアーベルマートにとっては2013年のツアー・オブ・ユタのステージ優勝以来1年ぶりの勝利。2014年はツール・デ・フランドルで惜しくも2位となり、ツール・ド・フランスでもステージ10位以内に5回入ったが、なかなか勝利が届かなかった。
それだけにバンアーベルマートは「すごく苦しかった。今日はリスクと冒した。捕まったらステージ優勝できないのはわかっていた。だから、絶対に振り向かなかったんだ。再び勝ててうれしいよ」と喜んでいた。
また、1秒差でステージ2位に入ったトム・ドゥムラン(ジャイアント・シマノ)がボーナスタイム6秒を獲得し、ボームを2秒差で逆転してリーダージャージを手に入れた。ステージ3位はブルットが続いた。
ドゥムランは「正直、そのつもりはなかった。これからレースをコントロールするかは僕たち次第だね」とリーダージャージ奪取は予定していなかったと語っていた。
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