【エネコツアー14】総合優勝はロット・ベリソルのウェレンス、チーム総合優勝はガーミン・シャープ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【エネコツアー14】総合優勝はロット・ベリソルのウェレンス、チーム総合優勝はガーミン・シャープ

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2014年エネコツアー(UCI2.WT)は、8月17日に最終日の第7ステージが行われた。コースは、ベルギーのリエムストからオランダのシッタート・ヘレーンへゴールする183.4km。アムステルゴールドレースと同じ地域を走り、アップダウンが絶え間なく続く難しいステージだ。

強風の中、20人と大人数の逃げ集団が飛び出す。メイン集団はリーダージャージを擁するロット・ベリソルがコントロールし、最大約5分20秒のタイム差を許す。

残り35km、逃げ集団の中に3人を入れたオメガファルマ・クイックステップからギヨーム・バンケイルスブルクがアタックし、独走態勢を築く。後方では総合順位逆転を狙うベルキンがペースを上げ始める。

追走する選手たちがバラバラになる中、バンケイルスブルクは最後まで逃げ切り、自身ワールドツアー初勝利となるステージ優勝を飾った。9人まで減った追走集団は46秒遅れでゴールし、2位はチームメイトのマッテーオ・トレンティン、3位はイブス・ランパールト(トップスポート・フラーンデレン)が入った。

タイムトライアルを得意とするバンケイルスブルクは「簡単じゃなかった。風が強くて、逃げ集団はあまり速くなかったから、僕は運試ししたんだ。それがタイムトラライアルのスタートだったね。今までで最高の勝利だ。予想していなかったよ」と喜んだ。

総合上位陣は最終的に1分01秒遅れでひとつの集団のままゴールし、順位の変動はなかった。この結果、ティム・ウェレンス(ロット・ベリソル)が総合優勝をつかんだ。2位は7秒差でラルス・ボーム(ベルキン)、3位は13秒差でトム・ドゥムラン(ジャイアント・シマノ)が入った。

10年目を迎えたエネコツアーで、ベルギー人初の総合優勝をつかんだウェレンスは「すばらしい勝利だ。実は体調が悪かったから、エネコツアーに出場するかどうかは確かじゃなかったんだ。今日はチームがサポートしてくれ、ずっと僕を風から守ってくれた」と語っていた。

なお、ポイント賞はドゥムラン、チーム総合優勝はガーミン・シャープ、敢闘賞ジャージはケネス・バンビスレン(トップスポート・フラーンデレン)が獲得した。

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