【ブエルタ・ア・エスパーニャ14】パワーを見せつけたデゲンコルプ。第5ステージのスプリントも制して2連勝
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第5ステージがプリエゴデコルドバからロンダまでの180kmで行われ、ドイツのジョン・デゲンコルプ(ジャイアント・シマノ)が前日に引き続きスプリント勝負を制し、区間2勝目を挙げた。
連日の暑さの中、この日もスタート直後から2人の選手が逃げた。現個人タイムトライアル世界チャンピオン、トニー・マルティン(オメガファルマ・クイックステップ)とピム・リヒハルト(ロット・ベリソル)だ。ふたりは後続と一時3分ほど差を広げるが、ゴールまで残り80kmでマルティンは脚をゆるめメイン集団へと帰っていった。
そこからリヒハルトのひとり旅が続いた。後続ではふたつ目の中間スプリントでクリストファー・フルーム(スカイ)が2位通過を狙って飛び出した。2位通過はボーナスタイムが与えられ、総合タイムから2秒マイナスされる。
フルームは総合優勝候補のひとりだが、7月のツール・ド・フランスで落車して骨折している。今大会に万全の状態で参加しているわけではなく、第4ステージ終了時点で総合15位。可能なときは少しでもタイムを減らしたいのだろう。
残り40kmになりメイン集団ではティンコフ・サクソが動きを見せた。彼らが攻撃的に前を牽くことで集団が次々と中切れを起こし分断されていく。そして残り30kmでリヒハルトを捕まえた。
この日は残り1kmを過ぎてゆるい坂を上った先にゴールがあった。先頭集団からアシストに牽引され、アタックをかけたのがフィリップ・ジルベール(BMCレーシング)だ。しかしスプリンター勢はジルベールを逃がさなかった。そのままスプリント勝負にもつれ込み、パワーの差を見せつけたデゲンコルプが2区間連続の勝利を物にした。
総合リーダージャージのマイヨロホはマイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ)が守っている。
第6ステージはカテゴリー2級、3級の山岳ポイントを越えて最後は1級の山頂ゴールだ。いよいよ総合優勝争いの火ぶたが切って落とされる。
大会は総距離およそ3240km、9月14日まで全21ステージで行われる。
《五味渕秀行》
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