【ブエルタ・ア・エスパーニャ14】横風がメイン集団を分断 ブアニがスプリントを制し区間2勝目 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ブエルタ・ア・エスパーニャ14】横風がメイン集団を分断 ブアニがスプリントを制し区間2勝目

スポーツ 短信
スタート直後に逃げたアラメンディアとファヴィッリ(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第8ステージ)
スタート直後に逃げたアラメンディアとファヴィッリ(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第8ステージ) 全 9 枚 拡大写真
スペイン全土を舞台に3週間かけて行われるステージレース、第69回ブエルタ・ア・エスパーニャ。

第8ステージがバエサからアルバセテまでの207kmで行われ、スプリント勝負をフランスのナセル・ブアニ(エフデジュポワンエルエル)が制して区間2勝目を挙げた。

この日は山岳ポイントがなく平坦基調のスプリンター向けのコースで、距離207kmは今大会最長ステージだ。スタート直後からエリア・ファビッリ (ランプレ)とフランシスコハビエル・アラメンディア (カハルラル・セグロスRGA)が抜け出した。ふたりと後続は60km地点で6分以上のタイム差になった。

しかしスプリンターを擁するチームは彼らの逃げを許さない。ゴールまで残り40kmを残してふたりは吸収されてしまう。ひとつになったメイン集団はその後スカイやオメガファルマ・クイックステップなどが中心に前を牽く。さらに選手たちにはコースに吹き荒れる横風という見えない敵の存在があった。ペースアップと横風の影響で集団は中切れを次々に起こし、3つに分断されてしまう。

そこで攻撃に出たのはティンコフ・サクソだ。ダニエーレ・ベンナーティが先頭でスピードをあげると先頭の第1集団も分裂。残り7kmほどで総合優勝候補のナイロ・キンタナ(モビスター)やファビオ・アール(アスタナ)、スプリンターのジョン・デゲンコルプ(ジャイアント・シマノ)らが15秒ほど遅れてしまう。

遅れたキンタナたちは残り5kmでなんとか先頭集団に追いついた。そのままスプリント勝負にもつれ込み、勝利を手にしたのはブアニだった。第2ステージに次ぐ今大会2勝目だ。デゲンコルブは集団復帰で脚を使ったせいかいつもの伸びは見せずに4位に終わった。

総合争いはアレハンドロ・バルベルデ(モビスター)が総合リーダーをキープ。15秒遅れで2位ナイロ・キンタナ(モビスター)、18秒遅れで3位アルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)、20秒遅れで4位クリストファー・フルーム(スカイ)となっている。アラメンディアは第2ステージに続いて2回目の敢闘賞になった。

第9ステージはカテゴリー3級、2級の山岳ポイントを越えて最後は1級の山頂ゴールだ。翌日は休息日になるため、区間優勝を狙ったアタックや総合争いも活発になるだろう。

大会は総距離およそ3240km、9月14日まで全21ステージで行われる。

{{{}}}

《五味渕秀行》

≪関連記事≫
≫貴重な水着ショットも披露!「もはや高校生には見えない」大人っぽい池江璃花子、沖縄・石垣島の海を満喫

≫ケンブリッジ飛鳥と滝沢カレンが似てる?リオ五輪時から密かに話題だった

≫レアル所属・中井卓大ってどんな選手?…「リアルキャプテン翼」と呼ばれた少年時代

関連ニュース