【自転車のある風景】普段着参加歓迎!ショップ主催のゆるいライドイベントがアデレードで熱い!
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コラム

イベント名のBoucleは、フランス語で「輪」、Burbsは、英語で「郊外」という意味の「Suburb」から引用されているようです。名前の通り、アデレードの市内から少し離れたところをグルグル走るイベントで、距離は40km、時間は午前11~午後1時の間の好きな時間にスタートして、午後5時イベント終了までにスタート地点に戻るという内容です。参加費は20ドル。年齢制限はありません。
受付でチェックインをすると、ウォーターボトルと、ライドマップの入ったショップオリジナルの帆布ショルダーを手渡されます。
◆帆布ショルダーが仲間の目印
ゼッケンもなく、自転車のジャージ姿よりも日常着の目立ったこのイベント、受付で手渡された帆布ショルダーが唯一、イベント参加者の目印となりました。また道路には、イベントの表示や矢印はないために、手渡された地図とこのショルダーを掛けたサイクリストを追いながらのライドとなりました。
◆知らないうちに仲間づくりのきっかけに
アデレードは、どの通りにも名前が付けられていて、その名前がすべての目印となります。
このイベントでもらった地図にも通りは書かれていましたが、細い道にも名前があるために、わかりにくいところもありました。スタートして10分ですでに、いくつものグループが迷い道で立ち止まっていました。次から次へと迷っている人が多くなり、大きな集団へとなります。その仲間が相談をしているうちにいつの間にか、仲間づくりのきっかけになっていました。
◆地域の情報交換の場
アデレードには、自転車仲間に人気なカフェがいくつもあり、このイベントは、それらの情報交換にもなりました。お互いに知っているカフェを途中寄りながらのライドだったので、設定した時間通りのロングタイムライドとなりました。
◆バリエーション豊富な自転車
年齢や自転車の制限がないために、タンデンバイクやカーゴ自転車など、個性的な自転車も多く見かけました。またジャージ姿よりも日常着の方が目立ったイベント。アデレードの自転車イベントでは、スポーツ系の自転車を多く見かけますが、このイベントは、シティーバイクが目立っていました。
昨年2013年は、参加者が300人前後、今年はそれをはるかに上回る参加者だったようです。スタート時間に2時間の時間差があるために、一度に多くのサイクリストがスタートすることがなく、道が自転車で塞がれてしまうということもありませんでした。
「自転車は、競技にとどまらず、年齢や性別も関係なく楽しめるものです。このイベントは毎年一度だけですが、個々のオリジナリティーを生かして、仲間とまた一人でも参加できて、またアデレード郊外の風景を楽しめるイベントだと思っています。」とショップオーナーである、サム氏は、語ってくれました。
《さくら 麻美》
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