重量物の上げ下ろし動作時の身体負担を軽減するアシストスーツ開発
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機器開発はアクティブリンク、現場での評価実証を辰巳商會が担当。研究用パワーローダーライトから体幹の曲げ伸ばしを補助する機能を取り出した試作機で、体幹の動きを位置センサで検出し、動作意図に合わせて腰部のモーターを回転させることで、荷役作業時の腰への負担を軽減するものだ。
試作機は腰や脚部などの動作補助のために腰、ひざ、足首などの複数箇所にモーターを配置。重作業を支援する上半身部のアシストアームと対象重量物の合計40kg分を支えた上で動作することを想定したもので、装置の重量やコスト面に課題があった。
新開発のものは、腰部負担の軽減に特化し、モータの数を左右の腰付近の合計2個に減らすことでコストダウンを実現。
設計を大幅に見直し、重量も7kg台(バッテリーを除く)に軽量化した。さらに、荷物の持ち上げを補助するモードや上体を保持して荷物の搬送を補助するモードなど、腰部の位置センサーで検出した姿勢や動きから、自動で動作モードを切り替えるアルゴリズムを新規で開発した。使用者がスイッチ操作することなく、作業に追従してアシストモードが切り替わるという。
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