2020年の自転車交通をNYから学ぶ…東京サイクリングサミット2014で谷垣禎一会長「新たな普及ステージを作る」
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サミットにはニューヨーク市交通局・前政策責任者のジョナサン・オルコット氏、バイクニューヨーク会長のケニス・ポジバ氏、ニューヨークの自転車情報を発信するウェブサイト「ヴェロジョイ・ドットコム」創始者のスザンヌ・ウインチ氏の3人のゲストを招き、近年のニューヨークの自転車環境の変化について語ってもらった。
ニューヨークでは2007~2013年の7年間で自転車専用道を400マイル(600km以上)整備したことで、自転車登録台数が148%増加。通勤通学に自転車を利用する人が増える一方で、自転車事故による負傷者数はほぼ横ばいと大きな成果を見せている。
また、ニューヨークを通行止めして行う世界最大のチャリティー・サイクリングイベント「バイクニューヨーク(ファイブボロー・バイクツアー)」は世界65カ国から3万2000人を集めて、盛大に開催。バイクニューヨークでは自転車教室も実施するなど、ソフト面も充実させている。
さらに「シティバイク」と呼ばれるシェア自転車も6000台設置され、貸し借りするためのステーションも300箇所あり、ニューヨーカーのライフスタイルを変える存在となりつつある。
日本では、軽快車や電動アシスト自転車など買い物用自転車が全体の8割を占める独特の現状を踏まえながらも、2020年東京五輪に向けて自転車の通行区間を整備していく方針などが報告された。
サミット実行委員長の谷垣禎一日本サイクリング協会会長(自民党幹事長)は「自転車は公益性、公共性があり、環境負荷が少ない。持続可能な社会を作るためには、都市交通の改革が必要で、自転車がその主役になりうると思う。世界の先進都市に負けない新たな普及ステージを作っていきたい」と、国内の自転車インフラ整備の重要性を唱えていた。
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