196.6kmのレースで、スタートから約20km地点で形成された10人の逃げにバンアーベルマートは乗り、約6分の差を築く。
終盤、少人数の追走集団が迫ってくるが、最後は5人に絞られた逃げ集団の中でのスプリント争いとなり、バンアーベルマートが9月17日のツール・ド・ワロニーに続く今季3勝目を挙げた。2位はトシュ・バンデルサンデ(ロット・ベリソル)、3位はミカル・ゴワス(オメガファルマ・クイックステップ。
追走集団は11秒遅れでゴールし、フースホフトは57秒遅れの集団の48位で最後のレースを終えた。
バンアーベルマートはチームを通じ「ゴールまで逃げ切るために全力で走ったし、その通りの展開になった。世界選手権のための調整をするのが目的だったから、僕にとって完璧だったね」と世界選手権を見すえ、満足そうに振り返った。
ゴール後、チームメイトから祝福のハグを受け15年間のプロ生活にピリオドを打ったフースホフトは「変な気分だし、ある意味少しさみしいね。たくさんの感情があるんだ。でも、僕はいい環境にいるし、自分のキャリアを誇りに思う。すばらしい15年間だった」としみじみと語っていた。
フースホフトは2000年4月29日に地元ノルウェーでプロ初勝利を挙げ、最後の勝利も2013年8月11日、同じく地元のアークティック・レース・オブ・ノルウェーの総合優勝だった。
その間、プロ通算100勝近くを獲得し、2010年にはロード世界選手権で優勝、3大ツールすべてでステージ優勝を飾り、ツール・ド・フランスのポイント賞も2回獲得。ノルウェー選手権では、ロードとタイムトライアルでそれぞれ3度のタイトルに輝いている。
投稿 by BMC Racing Team.