ニキ・セレンセンが16年間のプロ生活にピリオド「もう二度と200km以上走るつもりはない」
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
39歳のデンマーク人、セレンセンは16年間プロとして活躍し、そのうち14年間をビャルネ・リース監督率いる現チームで過ごしてきた。
そのキャリアの大半でアシストとしてチームに貢献しながらも、デンマーク・ロード選手権で優勝4回、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャでステージ優勝を挙げるなど勝利を重ねてきた。
「プロとしての16年間を終えて、僕の人生の新しい章が始まった。起きている時間のほとんどをトレーニングや準備で費やしていたんだ。とても感動的だったし、自分は幸運だったと思う。この決断についてつらい気持ちや複雑な気持ちはなく、幸せな男として愛するチームから引退するんだ。誰にでもできることじゃないだろう」
現役最後のレースとなったロンバルディアは、体調不良のため途中でリタイアとなった。
「いい終り方だったよ。多くの仲間が僕のところに来て、挨拶してくれた。レース前にはビャルネがバスの中でスピーチをしてくれたし、最後にチームメイトと一緒に走れた。残念ながら、その日は食中毒にかかっていて肉体的に疲れ果て、150km過ぎでリタイアしたんだ。でも、とても感動的だった。最後のメッセージをもらって、最後のレース前の食事を摂って、チームバスで最後のシャワーを浴びた。そのすべてが、普段は特別なこととは考えないものだよね」
「自転車選手というのは、ゴールラインに集中してトレーニングするものだ。だから、もちろん自分の勝利を誇りに思っている。特にツールの勝利は僕の中で頂点に立っている。でも、長年すばらしいチームの一員だったこともうれしいよ。スタッフや仲間のライダーで親友ができた。言うまでもなく、ビャルネは多くのことを教えてくれた」
「選べるのなら、もう二度と200km以上走るつもりはないよ。何度も限界に到達していたから、しばらくはゆっくりしたいと思う。いつもそばにいてくれた妻に感謝したい。僕をチームに残してくれたオレグ(ティンコフ)にも感謝している。そして、ビャルネとの友情にも心から感謝しなければいけない」
セレンセンは、今後はティンコフ・サクソのスタッフとして自転車界で仕事を続けたい意志を表明している。
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