過酷な強化合宿で知られるティンコフ・サクソ　11月にキリマンジャロ登頂へ

ロシアのティンコフ・サクソは、2014年11月はじめにアフリカ最高峰のキリマンジャロで登山合宿を行う計画を10月13日に明らかにした。

参加するのはティンコフ・サクソの選手、スタッフ、さらにチームの運営会社であるティンコフ・スポートのメンバーの合計80人強。アルベルト・コンタドールら主力選手はもちろん、ペーター・サガン、イバン・バッソら2015年の新加入選手も加わる予定だ。

オフシーズンに入った直後の時期だが、チームワークを強化し、新加入選手やチームの各部門との交流を図る目的でこの合宿は行われる。

キリマンジャロは標高5895mで、世界最高の独立峰でもある。メンバーはタンザニアの都市モシに集合し、登山は11月1日にキリマンジャロ山国立公園の標高1828mの地点からスタートする。もちろん、自転車ではなくトレッキングだ。

毎日6～8時間のトレッキングを行い、天候などに問題がなければ10月5日朝に山頂に到達する予定だ。

ビャルネ・リース監督は、この合宿について以下のように語っている。

「以前から、多くのチームメンバーが合宿をやろうと私に言っていたんだ。私は首脳陣と話をし、（チームオーナーの）オレグ・ティンコフからゴーサインをもらった。みんなにとっていいチャレンジだし、これほど高い標高に登ることで、この手のストレスや厳しいコンディションでチームがどんな反応をするか楽しみにしている」

「私が見たいのは、みんなが協力しあい、来シーズンのための基盤を築き上げるグループだ。このような旅は、強力で団結したグループを作るのに役立つだろう」