【山口和幸の茶輪記】日本のロードレースはガラパゴス化でフルームもビックリ!
スポーツ
まとめ

とにかくファンの年齢が若い! しかも女性が多い! これはヨーロッパを主戦場とするプロロード選手が来日して真っ先に驚くことなのだ。
2013年7月にツール・ド・フランスで総合優勝し、ツール・ド・フランスさいたまにやってきた英国のクリストファー・フルームがこのようにコメントしている。
「こんな素晴らしい雰囲気のなかで優勝できてうれしい。日本でのレースは2007年のツアー・オブ・ジャパンに続いて2回目だったが、前回よりもはるかに自転車人気の高まりを感じた。若さにあふれ、ボクたちのことをよく知っていて、熱狂的なエールを送ってくれた。こんなイベントが日本で行われるようになるとは、その当時は想像することができなかった」
どういうことかと言うと、日本のロード人気は欧州と比べて格段に年齢層が低く、そして元気だということだ。来日選手はまずそのことにビックリするという。
たとえばボクの知る限りのジロ・デ・イタリア。地元商店街のオヤジたち4人がフィアットの小さなクルマに肩を寄せ合うように乗って、勝負どころのドロミテの峠に向かう。彼らは当然のようにオンナコドモは置いていく。商店街だけに肉屋がいて、酒屋がいて、持ち寄った食材でバーベキューをする。だからジロ・デ・イタリア沿道の年齢層は極めて高く、男性率はとても高い。
バカンス時期に行われるツール・ド・フランスはオンナコドモの比率が高くなるが、欧州ロードシーンはこうしてオヤジ率が高い。そんな沿道ばかりを知る欧州レーサーが日本に来たら当然ビックリするはずだ。
2014年に入って日本のガラパゴス化はさらなる進化を遂げた。いわゆる『弱虫ペダル』のファン層がリアルロードレースに足を向け始めたからだ。彼女たちは(女性が多い)若くて、そしてかわいい。ビンチェンツォ・ニーバリやラファウ・マイカなんか見たら黄色い歓声で大騒ぎだ。
「ツール・ド・フランスさいたま、いいよ!」
欧州で活躍するトップレーサーたちが日本に来たがるわけだ。
《山口和幸》
≫貴重な水着ショットも披露!「もはや高校生には見えない」大人っぽい池江璃花子、沖縄・石垣島の海を満喫
≫ケンブリッジ飛鳥と滝沢カレンが似てる?リオ五輪時から密かに話題だった
≫レアル所属・中井卓大ってどんな選手?…「リアルキャプテン翼」と呼ばれた少年時代