相次ぐ問題、揺れる信頼…Dropboxに利用者「これじゃクラウド使いづらい」
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数日前にはデスクトップアプリの不具合により、フォルダの同機機能を利用していた一部ユーザーのデータが消えてしまう事件を起こしたばかりだ。Dropboxは既に不具合は修正され、問題なく運用できていると主張しているが、ここに来てさらに大きな問題が起きた。
Dropboxのユーザー名とパスワードが流出し、ハッカーがビットコインを求めてきたのだ。
ハッカーは証拠として手始めに400件のアカウント情報を公開した。それらは本物と確認された。その後も100件程度のアカウント情報が公開されたが、こちらはDropboxによって無関係なものと確認された。
Dropboxでは最初の400件を除き、公開されたアカウント情報が偽物だったことから、自社とは関係ない別のサービスから流出したものと見ている。
つまり、他所から漏れた情報を利用しDropboxへリスト攻撃を仕掛けた人物が、たまたまヒットした400件でハッタリを掛け、ビットコイン要求した可能性がある。
少なくともDropboxはそう言いたいようだ。
有名なサービスだけに利用者も多く、ユーザーにも動揺が広がっている。
「サービス間でのパスワードを使い回すことは止めたほうが良い」
「これじゃクラウド使いづらいよね」
「もうメアドをIDにするのをやめましょうよ」
「いろいろあるなあ」
「使い込んでるからこまるなぁ」
当事者であるDropboxの主張はどこまで信じたらいいか難しい。だが、仮に彼らの言うとおりだとしたら、他サービスと同じパスワードを使い回しているユーザーも、セキュリティの穴になっている。
パスワードは重複しないものに変え、2段階認証を導入して侵入に備える意識は必要だ。
《岩藤健》
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