10月21日、ピークのオリオン座流星群、数日間は観測のチャンス
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オリオン座流星群とは何なのか、また観測のポイントについて、星空・天体専門のSNSアプリ「Open Astronomy」の根本茂氏に聞いた。
--オリオン座流星群とは何ですか。
毎年10月中旬から下旬にかけて、オリオン座の方向から流れる流星群のことで、その正体は母天体である約3,000年前のハレー彗星の塵が地球の大気に衝突、突入して発光した流星の集まりです。オリオン座流星群の流星は速くて明るく、痕(流星痕)を残すものが多いのが特徴です。条件が良ければ1時間当たり最大20個ほどの流星が観測できるでしょう。
また、同じハレー彗星を母天体とする流星群として、5月に観測できる水瓶座η(エータ)流星群があります。
--観測のポイントを教えてください。
オリオン座流星群は、オリオン座の方向から飛んでくるように見えることからこのような名前が付けられていますが、流星はほぼ全天で見ることができます。できるだけ街灯など人工の明かりが少なく、空が広く見渡せる場所を選びましょう。
また、今年のオリオン座流星群は10月21日22時頃から流れ始め、放射点が高くなる22日午前0時頃から、流れる数が増してくるでしょう。新月が近付いており、月明かりの影響がほとんどないため、明け方頃まで観測することができます。もし、21日の夜に流星群を見逃してしまっても、数日間は流星を観測できるチャンスがあるでしょう。
--ありがとうございました。
「Open Astronomy」は、プロ・アマチュアを問わず、星空・天体の写真を投稿・閲覧できる無料のSNSアプリ。天体観測で撮影した流星群や星座の写真だけでなく、天文台で観測された遠い宇宙の星雲や銀河の画像も楽しめる。また、京都大学宇宙物理学研究部門とのコラボで、宇宙や太陽に関する最新の研究について毎週コラムを掲載している。
今夜ピークのオリオン座流星群、数日間は観測のチャンス
《田村麻里子@リセマム》
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