【MLB】ロイヤルズが勝ちWSの行方は最終戦に、青木1安打に「いいとこで打ったね」
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
先発のベンチュラはメジャー2年目の23歳。2014年から先発ローテーション入りした期待の若手だ。時速160km近い速球を武器に立ち上がりから、ジャイアンツ打線を完璧に封じ込める。
ベンチュラの勢いに乗せられたか、ロイヤルズは2回にビッグイニングを作る。
ジャイアンツ先発のピービーを攻める。1点奪い、なおも1アウト満塁。バッターは青木。タイミングが合わず窮屈なバッティングが続く。それでもファールで粘り7球目。甘く入った外角のボールをレフト前に運び、追加点となるタイムリーヒット。
青木にワールドシリーズ初安打が飛び出し、ここでピービーは降板した。
続くケイン、ホズマー、バトラーもヒットを打ち7得点。7-0と早くも試合の行方を決める。
大量リードをもらったベンチュラだが、長い味方の攻撃でリズムが少し崩れたか、精神的にも緩んだのか、3者連続フォアボールで4回に1アウト満塁のピンチを作る。それでも内角高めの力強いボールでポージーからダブルプレーを奪い、無失点で切り抜けて見せた。
こうなるとベンチュラも乗ってくる。力強い速球とカーブを武器に、ジャイアンツ打線にチャンスを作らせない。
試合は追加点を奪ったロイヤルズが10-0で快勝した。ベンチュラは7回を3安打無失点。翌日の試合に備えヘレーラ、デービス、ホランドの三枚看板を休ませる余裕の継投で逃げ切った。
この結果にファンは、
「頑張れ!青木!!」
「泣いても笑ってもあと一戦や!」
「ここまで来たんだから勝ってくれロイヤルズ」
「今日の調子を次に持ってこれればロイヤルズが勝ちそう」
「青木はいいとこで打ったね」
ジャイアンツは第7戦までもつれれば、ポストシーズン絶好調のバンガーナーを中2日で持って来るのではと言われていたが、監督は試合後の会見で否定。ベテランのティム・ハドソンが先発を予定している。
しかし中継ぎや抑えで起用する可能性も残されており、ジャイアンツがリードして回が進めば勝負所に投入してくるかもしれない。またジャイアンツは今日の試合、ブルペンで投球練習していたリンスカムを途中で下げ、明日の試合に備えさせた。
2008年、2009年と2年続けサイ・ヤング賞を獲り、ジャイアンツ2度の世界一にも貢献したエースだ。今季はリリーフに回ることが多く先発の機会は減っているが、それでも6月にノーヒットノーランを達成している。
先発が早々にKOされても、リンスカムがいればロングリリーフの心配はない。
両チームとも最終戦を見据え、温存できる戦力は温存した第6戦。最終戦は最後の1人まで使いきる総力戦になりそうだ。
《岩藤健》
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