ドーピング無罪裁定にUCIら上訴…クロイツィゲルの弁護士が反論、問題は長期化の様相
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
バイオロジカルパスポートの数値異常でドーピングを疑われたクロイツィゲルだが、母国のチェコ五輪委員会の仲裁委員会は無罪と裁定。しかし、これに対しUCIとWADAがCAS(スポーツ仲裁裁判所)へ上訴し、問題が長期化している。
ストビチェク弁護士は、10月28日にクロイツィゲルの公式サイト上で「クロイツィゲルの有罪疑惑は、不完全で不十分な情報をもとに自転車アンチドーピング基金(CADF)の専門家委員会が判断したものだと、チェコ五輪委員会の仲裁委員会で証明された」と反論。
そして「ドーピング判定プロセスの基準として使用された血液サンプルの2/3は、研究所への輸送中にWADAの規則に従った条件に保たれなかったのは明らかだ。それゆえ、悪化したかもしれない」と、血液サンプルの輸送方法に問題があったと指摘。
さらに「加えてクロイツィゲルは2003年以降、甲状腺機能低下をわずらっており、違反疑惑が浮上した年(2011、2012)以降は症状が悪化したときに、置換ホルモンの服用が必要だった。このことを専門家委員会は知らなかった」と適切な治療行為がバイオロジカルパスポートの数値異常に現れた可能性も示唆した。
今回の件については「家に包丁があるからという理由で、誰かが殺人者だと訴えているのと同じだ」と根拠のない言いがかりだと主張している。
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