【オーストラリアの風景】日本の車検とオーストラリアの登録料を比較してみた | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【オーストラリアの風景】日本の車検とオーストラリアの登録料を比較してみた

オピニオン コラム
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交通機関が日本ほど発達していないため、車がないと生活に不便さを感じるオーストラリア。しかし、車を持っていると必ず発生するのが登録料です。この支払いの時期がくるたびに、日本の車検制度の素晴らしさを感じます。

なぜなら定期的に車を検査することが、車の性能維持のために役立つことや無駄な修理費用を抑えることができると思えるからです。

つまり、支払う金額に対して、車の安全な利用が比較的保証されているのが日本の車検。対して支払い内容とサービスが曖昧なのが南オーストラリアの登録料なのです。

◆金額だけで見ると少しだけ日本の方がお得

日本とオーストラリアにどれくらいの維持費の違いあるのでしょうか。

日本の最低限の維持費である車検。国土交通省によると、検査にかかる手数料・自動車重量税・自賠責保険は2年で約50,000円、このほか車両の検査費や修理費。ほとんどの方が、車検で10万円くらいの予算を考えられているのではないでしょうか。

転じて、南オーストラリア州の維持費である登録料について。車検制度というものが存在せず(州によって登録や車検があり、南オーストラリア州に限って言えば)、定期的に登録料を支払う必要があります。

◆金額に内容が伴っているのが日本の車検

この登録料は、ナンバープレートを取得した時から発生します。登録料の内訳は、登録料・事務手数料・救急サービス費・自賠責保険料など。車種によって違いがありますが、乗用車で年間で750ドル前後(日本円換算で11月現在7万6000円相当)。

このなかに含まれる、日本では聞きなれない救急サービス費ですが、これは、消防やレスキューに使われるための徴収金となっています。車を持つだけで発生する登録料は、日本の車検に比べるとかなり高い維持費と言えます。

また定期的点検が法令化されていないために、故障をすることが多いという話も散見されるのがオーストラリア在住者の実感です。

日本の車検に対して疑問を抱いたこともありますが、車を大切にすることや維持費を考えるならば、日本の車検は優れた制度と見ることができるのです。

《さくら 麻美》

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