男子エリートは、ポイントトップのラルス・ファンデルハール(オランダ)が体調不良で不在の中、スタート。また今大会はユースカテゴリーのレースがなかったため、多くの若手選手もエリートカテゴリーに出場している。
砂丘の攻略が勝負を分けるこのレース。全9周中3周目のサンドセクションで、20歳のU23世界王者ワウト・バンアート(ベルギー)と19歳のマチュー・ファンデルポール(オランダ)が飛び出し、集団からリードを奪う。
4周目には、バンアートが加速し、ファンデルポールを置き去りにする。集団の中ではにらみ合いが続く中、2人の若手が逃げているのに気づかなかったというケビン・パウエルス(ベルギー)が追走を開始。
一方、優勝候補のベルギー王者スベン・ネイスはスタートで出遅れる。懸命の追い上げを見せるも、優勝争いには絡めなかった。
追走のパウエルスはファンデルポールは捕えるが、バンアートには届かない。最後は地元ベルギーでバンアートが独走優秀を飾った。2位はパウエルス、3位にはファンデルポールが入った。
パウエルスはワールドカップランキングで新たに首位に立った。また、全日本王者の竹之内悠は42位だった。