宇都宮ブリッツェンがJプロツアー優勝祝賀パーティーを開催 チーム総合優勝を200人のファンが祝う
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ブリッツェンは国内初の地域密着型プロチームとして2008年10月に発足した。2012年にJプロツアーの個人ランキング、チームランキングでダブル総合優勝。今季は個人ランキングでは総合優勝こそ逃したが、2位に2012年個人総合優勝の増田成幸、3位に鈴木譲が食い込み国内トップチームの貫禄を見せつけた。
またJプロツアーではないが、チームの今シーズン最終戦となったツール・ド・おきなわ国際ロードレース大会でも増田が単独での逃げ切り優勝を飾っている。
2009年、シーズン1年目のチームプレゼンテーションと比べて若いファンが増えた印象があった。小学生くらいの子どたちもいる。これはブリッツェンがチーム初年度から積極的に行っている自転車安全教室などの成果だろう。子どもたちにとって身近なヒーローだ。
パーティーでは今シーズンの活動報告が行われた。そこでチームのエース、増田は「自転車(選手)を辞めてしまうことすらも考えた」と吐露した。増田は2012年にチームへ個人総合優勝のタイトルをもたらしたが、2013年はイタリアのキャノンデールへ移籍。しかし思うような結果を残せず、今季ブリッツェンジャージに再びソデを通した。
気持ちが揺れる中での古巣ブリッツェンへの復帰だったのだろう。だが増田自身の自転車が好きという気持ち、そしてファンの存在が背中を押してくれた。「楽しく走れるチームはここしかない。喜んでくれる(ファンの)皆さんを見て生きがいを感じられるチームに戻ってきたことで、1戦1戦モチベーションを取り戻すことができた」と語った。
また今季から指揮を取った清水裕輔監督はチームを「キャラクターが立っているいい選手がそろい、すごくやりやすかった」と振り返る。「来季も(ファンの)皆さんが残念と思わないチーム体制で臨めると思う。来年のほうが厳しい闘いになる」と続けた。
パーティー後半は選手のお宝グッズプレゼント抽選会。ルビーレッドジャージなど、文字通りお宝グッズが次々登場してはファンを賑わせた。最後はホテルの庭でビールかけだ。ビブショーツに優勝記念Tシャツを着ただけの選手たちは寒そうにしていたが、ビールかけが始まるとシーズン中に見せた勢いそのままにお互いにビールをかけあい、優勝の喜びを隠さなかった。
《五味渕秀行》
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