自転車ロードレース界の経済的安定実現のため、11チームによる合弁企業「Velon」設立
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Velonの目的は、他の国際的スポーツと同様、ファンが長期的に応援できるようにチームが持続可能な安定した将来を確保できる財政モデルを築き上げることにある。
この背景には、サッカーなどが100年前後の歴史を持つチームがいくつもあるのに対し、自転車ロードレース界ではスポンサーの徹底など資金的な問題でチームが数年単位で簡単に解散、消滅してしまうことにある。これを避けるために、チーム財政を支援するシステム作りを求める声があった。
Velonに出資したのは全18ワールドツアーチーム中、60%以上となる11チームで、その設立メンバーは以下の通り。
ベルキン、BMCレーシング、ガーミン・シャープ、ランプレ・メリダ、ロット・ベリソル、オメガファルマ・クイックステップ、オリカ・グリーンエッジ、ジャイアント・シマノ、チームスカイ、ティンコフ・サクソ、トレックファクトリーレーシング
Velonの目的には、ファンとレースを近づけることも掲げられている。その主な内容とは、開幕から終了まで首尾一貫してファンを楽しませるレースシーズンを作り上げること、オンボードカメラなど最新テクノロジーを駆使することだ。
オンボードカメラについては、2014年シーズンですでにVelonと各チームの働きかけによって、ツール・ド・スイス、ツール・ド・フランスなどで導入された実績がある。
VelonのCEOにはナイキやUEFA(ヨーロッパサッカー協会連合)などでスポーツビジネスの経験豊富なグラハム・バートレット氏が就任し、各チームから役員が出される。今後はUCIやレース主催者、AIGCP(国際プロ自転車チーム協会)との協力を続けていく。
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