ペーニャは昨年オフにソフトバンクを退団し、オリックスに入団。今季は春先からホームランを量産し、チームのリーグ2位に貢献した。終盤で調子を落としホームラン王争いでは西武の中村、メヒアに敗れたがリーグ3位となる32本塁打で打点も90をマーク。
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ウィリー・モー・ペーニャ 参考画像。シアトル・マリナーズを経て日本球界へ。再びMLBに活躍の場を移す可能性は。(2011年8月20日)(c)Getty Images
必要な戦力であることは間違いないが、秋の大事な試合で活躍できなかったこと、来季は今年以上にマークが厳しくなることなど、不安材料もある。球団は単年契約で交渉に臨んだが、ペーニャ側は複数年を主張して譲らなかった。
オリックスはDeNAから放出される可能性が高いトニ・ブランコ内野手を以前から調査しており、ペーニャとの交渉がまとまらない今、本格的に切り替えていくものと見られる。
ペーニャ退団にファンは、「これでまたオリックスはBに逆戻りですね」「来年大丈夫かオリックス」「もしペーニャも金子もいなったら来季こそ優勝とか言ってられなくなりそう」と、戦力ダウンを心配している。
ペーニャには楽天など国内の他、MLBでも興味を示す球団があり、32歳という年齢を考えればアメリカ球界に復帰する場合、ラストチャンスとなりそうだ。