対象となったのは、7月22日の巨人戦で守護神マシソンから放ったサヨナラ弾。右翼ポール直撃の劇的な一打に甲子園の阪神ファンが熱狂した。福留といえば、どんなに不調でも、ここぞという時の一発が印象的だ。2006年に開催された第1回WBCの韓国戦では、不調でスタメンを外されるも、代打で起死回生の2ランを放ち日本中が興奮した。
また、日本ハムの栗山監督は、解説者時代に福留のことを「クラッシャーですからね」と表現。「なかなかヒットの出ない投手戦など、膠着状態の試合でこそ一撃で決めてしまう、福留はそういう選手」と評したことも。今シーズン終盤の福留の勝負強さは神がかっていただけに、来季に向けてファンの期待も大きいだろう。
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福留孝介 参考画像 (2006年3月18日) (c) Getty Images
福留の受賞に対しては、「この勝負強さがあるから福留を獲ったんです!」「やっぱり福留!授賞式の福留の笑顔、いいなぁ」「7月22日の一発は忘れられへんわ。変なテンションなったし。ドメさんお疲れさま!」「あれは、ほんまに興奮した!思い出すだけで鳥肌立つわ」など、ファンは当時のサヨナラ弾を回想。
一方で、「おめでとう!でも、一軍にサヨナラだけはかんべんしといてや」と阪神ファンならではの愛のあるジョークも飛び交った。
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福留孝介 参考画像 (2009年3月9日) (c) Getty Images
2014年、久々に出場した日本シリーズではソフトバンクに力負け。阪神ファンは涙を飲んだ。来季、悲願の日本一を達成するためには、必殺仕事人・福留のバットが欠かせない。