本田が2試合連続で先発出場したほか、ブラジルワールドカップ直前の重症で長期離脱を余儀なくされていたキャプテンのイタリア代表MFモントリーヴォが戦列に復帰。また、中盤のキーマンでもあるオランダ代表MFデ・ヨングも復帰するなど、試合前のファンの期待は高まっていた。
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本田圭祐 ミラン対ジェノア (2014年12月7日) (c) Getty Images
だが、先制点を奪ったのはジェノア。32分に獲得したCKからアントネッリがヘディングで合わせたボールがゴール。その後、ミランも攻め立てるがジェノアのアグレッシブなプレスの影響もあってなかなかチャンスを作れず、最後までゴールを割ることができなかった。
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ミラン対ジェノア (2014年12月7日) (c) Getty Images
この敗戦を受けて、「プレスが強いチームが相手だと、途端に攻撃が機能しなくなる」「良かったり悪かったりで、中堅クラブそのもの。本田も爆発力が足りない」「終始中盤はちぐはぐな感じでボールは収まらないし、つながらない」「戦術面の方向性が見えない。カウンターなのかポゼッションなのか」と勝てないミランにファンも不満の声。
開幕からのゴールラッシュにより、一時は得点王争いのトップに立つなど、インザーギ監督からも一定の信頼を獲得している本田。だが、ここにきて7戦連続不発とブレーキ。本田の不振に呼応するようにミランも勝てていない。期待されたトーレスもいまだ1ゴールとチームにいまいちフィットしていないなか、今後も本田やチーム得点王のメネズら攻撃陣にかかる期待は大きい。ミランの再起は本田にかかっているといっても過言ではない。