ロバートソンは2011年から8回を投げるセットアッパーとして、マリアノ・リベラに繋ぐ役割を担ってきた。通算652セーブのメジャー記録を持つリベラが昨年限りで引退した今年は、後継者として開幕からクローザーに指名された。
偉大な前任者の後を継いだ今季は、防御率3.08、4勝5敗、39セーブとクローザー1年目としては及第点の働きだった。しかしジーターの本拠地最終戦など、大事な場面でセーブに失敗し、数字以上に不安定な印象が強く残った1年でもあった。
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デビッド・ロバートソン 参考画像(2014年9月6日)(c)Getty Images/font>
クローザーにはベタンセスなど他に候補がいることから、ヤンキースは強く慰留に努めず、今シーズン途中で崩壊した先発投手陣の整備に力を注ぐものと見られる。
それでもクローザーの流出にファンは、「ヤンキース残留オファー出してたんちゃうの?」「ヤンキース次の守護神誰がやるんだろ?」「ヤンキースのクローザーは当分ロバートソンで落ち着くのかと思った」「ロバートソン放出しちゃって良かったんかね」など、本当にロバートソンを他チームに出してよかったのか疑問に感じているようだ。
MLBの象徴とされた名門チームも、2009年を最後にワールドシリーズ出場がない。近年に至ってはポストシーズンすら逃している。再建のため今後も思い切った補強や放出が続くと見られる。