【ツール・ド・フランス15】ユルゲン・バンデンブロック欠場へ 1週間のステージレースとブエルタに集中
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31歳のバンデンブロックはツールで過去2回総合4位に入っており、ベルギーを代表するステージレーサーのひとりである。
しかし、ロット・ベリソルのマルク・セルジャン監督は「ユルゲンは2013年ツールのクラッシュの後、長いリハビリを行った。運悪くティレーノ~アドリアティコで、ツールでケガした同じヒザから落車してしまった。ドーフィネは期待が持てたから、ツールには明確な目標を持ってスタートした。(しかし)彼と我々の目標を達成するのが不可能な状況になり、ブエルタではエネルギーが残ってなかった」と、バンデンブロックがケガで悩んでいたことを明かした。
さらに「我々は数週間前に話し合って、ツールを走らないことを提案した。その方がユルゲンはツールのプレッシャーと期待から解放される。私の考えは1週間のワールドツアーステージレースとブエルタに集中することだ。ワールドツアーポイントはユルゲンとチームにとって重要だ。彼は同意したが、ジロをレースプログラムに加えたいようだ。ユルゲンはルタ・デル・ソル(アンダルシア一周)でシーズンをスタートし、ティレーノ~アドリアティコ、カタルーニャ一周を走る。4月はじめにジロを走るかどうか、またはツール・ド・ロマンディーやツール・ド・スイスに出場するか決断する」と2015年の予定について説明した。
バンデンブロックは「僕は自分の力を見せたい。ツール表彰台は今でも夢だし、1年スキップする選手はほかにもいる。でも、今の僕は他のレースにも夢がある。ワールドツアーのステージレースでトップ10に入る価値があることを証明したいんだ」と、2015年にかける抱負を語った。
そして「ツールは最高のレースだけど、ツールとは愛憎入り混じった関係なんだ。総合トップ5に2回入ったけど、クラッシュも何度かあった。メディアや他の人たちにも批判された。僕は広い心で受け入れているけど、楽しくはないんだ。ジロは2015年のオプションだ。僕のGC(総合)ライダーとしてのキャリアがスタートした特別なレースだ。すばらしいシーズンになることを夢見ているよ」とツールに対する複雑な思いを明かし、2008年総合8位に入ったジロに再び出場することにも意欲を見せている。
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