【GARMIN vivosmart J インプレ前編】シンプルデザインに機能“てんこ盛り” | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【GARMIN vivosmart J インプレ前編】シンプルデザインに機能“てんこ盛り”

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この上なくシンプルなデザイン。GARMIN製品は非常に主張するデザインか、存在を気づかせないことを目的にしたようなデザインかに別れる傾向があるが、これは明らかに後者
この上なくシンプルなデザイン。GARMIN製品は非常に主張するデザインか、存在を気づかせないことを目的にしたようなデザインかに別れる傾向があるが、これは明らかに後者 全 16 枚 拡大写真
現在注目を浴びている「フィットネスバンド」「ライフログバンド」の新型が、GARMINから登場した。アクセサリのブレスレッドにしか見えないスリムなボディに、毎日の運動を記録する機能を満載。その記録を自動でクラウドにアップロードし、さらにスマホのメールチェックやリモコンとしての役目も果たす。

GARMINの新製品『vivosmart J(ヴィヴォスマート・ジェイ)』は、劇的進化を果たした注目すべきフィットネスバンドである。前編では、具体的なインプレッションに入る前に、本機の特徴や機能について迫ってみたい。


◆今や百花繚乱の注目ジャンルとなったフィットネスバンド

「フィットネスバンド」あるいは「ライフログバンド」と呼ぶ新しいジャンルの製品について、まだ知らないという人が多いだろう。分かりやすく一言で説明すると、「進化した万歩計」ということになる。

新しいジャンルなので呼び方が統一されておらず、GARMIN以外では「活動量計」とか、「アクティビティトラッカー」、あるいは「ライフログデバイス」と呼ばれることもある。また、リストバンド型とポケットなどに入れて持ち歩く携帯型がある。

機能としては、当然ながら万歩計がマスト。腕につけたバンドで歩いた歩数を計測できるのは不思議だが、加速度センサーのデータを高度に解析することで可能としている。立ち止まったまま、腕をどのように振ってもカウントせず、逆に歩けばちゃんとカウントする賢い万歩計だ。

その他の機能は製品によって異なるが、「消費カロリーの計測」「運動した時間の記録」といったところが一般的。ほかに「心拍の測定」やGPSにより「移動距離を測定」できるものもあるが、こういった機能を搭載するとバンドとは呼べないサイズとなるため、ライフログ機能付きウォッチと呼ばれたりする。GARMINもライフログ機能付き(あるいはそれに近い)ランニングウォッチをラインアップしているが、こういった製品とフィットネスバンドの明確な線引きはなく、中間的な製品が幾つもあるのが現状だ。

フィットネスバンドは今年に入ってから注目されるようになった新しいジャンルだが、あっという間に人気ジャンルに成長した 。ナイキやGARMIN、ポラールといったフィットネスの定番メーカーに加えて、ソニーやマイクロソフト、ドコモなどが参入してきたし、リストバンド型だけでなく携帯型も含めれば、参入メーカーはさらに増える。今後幾つかのメーカーは淘汰されるだろうから、どのメーカーにとっても今が勝負時といえるだろう。

今回取り上げるGARMINのvivosmart Jは、数ある類似商品の中でも最もフィットネスバンドらしい製品といえる。左端をフィットネスバンド、右端を腕時計のグラフを作ったとしたら、あらゆる製品の中でもっとも左端に配置すべきなのが本機だろう。時計としての機能は現在時刻の表示だけであり、それさえも常時表示されるわけではない。

このような説明のうえで、あまりにもスリムなその本体を見ると、シンプルに徹した製品だと思われてしまいそうだ。ところが、それは違う。腕時計寄りではないが多機能、スリムだが多機能、というのがvivosmart Jの魅力なのだ。


◆重さ19g、横幅16mmの超コンパクトボディ

vivosmart Jの本体は全体が真っ黒なリストバンドとなっていて、重さはわずか19gしかない(Sサイズは18.7g)。バンドの横幅は約16mm(仕様に記載がないため編集部で計測)と超がつくほどスリムで、一見するとデジタルデバイスではなく、単なるアクセサリのようだ。

このバンドはSサイズとLサイズがある。手首周りがSサイズの最小で127mmから、Lサイズの最大で221mmまで対応する。GARMINのフィットネスバンドの第1弾である『vivofit』はひとつのパッケージにサイズ違いのバンドが同梱されていたが、本機はサイズごとに別のパッケージで販売されており、基本的にバンドの交換はできない。また、vivofitの特徴だったカラーバリエーション展開もなく、黒1色となっている。


◆多機能を司るスリムなディスプレイ

ディスプレイ部分はバンドと完全に一体化している。より具体的に説明すると、ディスプレイを含む本体が、すっぽりとバンドで包まれていて、ディスプレイ部分だけバンドが薄くなっているので、表示が透けて見えるという構造だ。ディスプレイは通常、何も表示されず、本体をダブルタップするとパッと表示が出る。

このディスプレイは自発光タイプのOLED(有機EL)となっている。ディスプレイがバンドで覆われている構造上、発光するディスプレイでなければ見えないからだろう。しかし、発光するディスプレイは消費電力が大きいため、操作した時だけ表示される仕様となっているようだ。

バンドの素材越しに見える表示は少し滲んでいて、先に発売されたvivofitの極めて鮮明なディスプレイとは対照的だ。しかし、滲んでいるのがむしろ独特な高級感につながっていて、まるでSF映画に出てくる小道具のよう。また、このディスプレイはサイズが小さくモノクロなのだが、解像度128×16ピクセルのドットマトリックスとなっていて、漢字を含む日本語も表示できる。7セグメントディスプレイで英数字のみの表示にとどまるvivofitより格段にグレードアップしているといえるだろう。

また、このディスプレイはタッチ操作対応となっており、すべての操作はタップやスワイプで行う。電源ボタンも含めて、本機には物理的なボタンはひとつもない。ここまで徹底して外観をシンプルにしたフィットネスバンドはほかにないだろう。なお、本機は充電式リチウムバッテリーを内蔵しており、1回の充電で約7日間使える。また、50mの完全防水となっているため、使えるシチュエーションも広い。

【GARMIN vivosmart J インプレ前編】見た目はシンプル&スマート、でも機能は“てんこ盛り”

《山田正昭@レスポンス》

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