シンシナティ・レッズは現地12月31日、フィラデルフィア・フィリーズからマーロン・バード外野手をトレードで獲得すると発表した。今回のトレードでレッズは若手投手ベン・ライブリーと引き替えに、バードと金銭を獲得する。
投稿 by Cincinnati Reds.
バードは現在37歳のベテラン外野手。2013年オフにフィリーズと2年契約を結び、今季は打率.264、25本塁打、85打点の成績を残した長距離砲。しかし三振も185記録しており、これはキャリアワーストの成績だった。
2年契約が残っているバードの来季年俸は、今季の条件が据え置きとなる800万ドルだが、フィリーズが半額の400万ドルを負担する。
高騰した年俸総額を抑えるため引き締め政策が続くレッズ。今季オフには"お買い得"な選手として青木宣親が外野手の補強リストに入っていると伝えられてきた。しかし青木側が複数年契約を求めていること、今季ホームラン1本に終わった長打力のなさや、守備面での評価が高くないことなどから、強打の外野手と契約したものと見られる。
レッズにはイチロー獲得の可能性も報じられていたが、バード獲得により他の外野手が放出されなければ、これ以上の補強は資金面を考えても難しい。ファンも「これでブルース放出されない限り青木獲得なくなったな」と見ている。
日本人選手を獲得する可能性が報じられているチームは、他にオリオールズがある。しかし外野の枠は限られておりイチロー、青木どちらもというわけにはいかないだろう。「青木とイチローどっち選ぶかって感じになってきたな」「青木どうなるんだろ」「また日本人の行き場が一つ減った」など、未だ所属先が決まらない選手を心配する声が多い。
日本人野手には厳しい冬となったが、まだ補強を終えてないチームは残っている。今後もストーブリーグの行方に注目だ。