【MLB】ジョンソン、マルティネスなど4選手が殿堂入り「薬物使用者には相変わらず厳しい結果」
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
それぞれ得票率は以下の通り。
ランディー・ジョンソン 97.3%
ペドロ・マルティネス 91.1%
ジョン・スモルツ 82.9%
クレイグ・ビジオ 82.7%
昨年殿堂入りまで2票足りなかったビジオは3度目の投票でついに殿堂入りとなった。
2メートルを超える長身から投げ下ろすストレートと、代名詞でもあったスライダーで歴代2位となる4875奪三振を奪ったランディー・ジョンソンが、97.3%で今年殿堂入りした選手としては最多得票を獲得。昨年のグレッグ・マダックス(97.2%)をわずかに上回った。
薬物使用が噂されるバリー・ボンズ、ロジャー・クレメンス、サミー・ソーサは今年も殿堂入り成らなかった。また日本ではドジャース時代に野茂英雄投手とバッテリーを組んでいたことでも知られ、現役時代427本塁打を放った強打の捕手、マイク・ピアッツァも薬物使用疑惑の影響か3度目の投票でも殿堂入りは見送られた。
ピアッツァは初めて資格を取得した2013年が57.8%、2014年が62.2%、今年は69.9%と徐々に得票率を伸ばしており、来年こそは殿堂入りに期待が掛かる。
この結果にファンは「ペドロ・マルチネスの殿堂入りは嬉しい。全盛期は1人だけ別次元の投球してた」「どいつもこいつも本当に化け物だ……」「今回の殿堂入りのメンツは凄いね」「ビジオもようやく殿堂入りしたか!」と、納得の顔ぶれが揃ったという評価のようだ。60年ぶりに4人の殿堂入り選手が生まれる豊作年でも、ボンズやクレメンスの名前がないことには「人数は多いけどステ疑惑者には相変わらず厳しい結果」とクリーンな選手を好む記者協会の性格を反映したものと見る意見も。
ステロイド使用者は殿堂入りさせない流れができているが、取り調べを受けたが名前は公表されてない選手の存在や、既に殿堂入りした選手の中にステロイド使用者はいなかったのかなど、クリーンにしようとすればするほど別な部分に歪みが生まれる。
それでもリーグの権威や信用を取り戻す、失地回復するため今後もステロイダーには厳しい目が注がれ続けるだろう。
《岩藤健》
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