オーストラリア人と韓国人のハーフで、そのスプリント力から「未来のカベンディッシュ」と期待されるユワン。まだ20歳ながらもUCIワールドチームに所属しているため、2015年はU23ではなくエリートカテゴリーに初出場することになった。
1月11日のロードレースは当初アシスト役としてスタートしたが、レース展開によって終盤はユワンが勝利を狙うことに。ライバルたちのアタックをチェックしつつ、最後の上りでは自らもアタックを仕掛けた。
「全力を尽くした。スプリントで終わるように、小さな集団を最後までひとつにまとめようとしたんだ。去年のアンダー23と同じシナリオだった。誰も僕をゴールラインまで連れて行きたくないのはわかっていたけど、僕はうまく立ち回る必要があった」とユワンは振り返る。
しかし、最終的にハインリッヒ・ハウッスラー(IAMサイクリング)にスプリントで競り負け、ユワンはチャンピオンジャージ獲得を逃した。
「正直、ヘトヘトだよ。プロ1年目でグリーンとゴールド(のチャンピオンジャージ)を獲得できれば、夢のようなキャリアのスタートだった。惜しかったから、すごく悔しい」
「またここ(オーストラリア選手権)に戻ってくる。おそらく今後15年間はね。いつかはジャージを獲れることを願っているよ」
投稿 by Green Edge Cycling.