元小結・豊真将が引退を発表、師匠の錣山親方は「何も言うことがない。尊敬している」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

元小結・豊真将が引退を発表、師匠の錣山親方は「何も言うことがない。尊敬している」

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元小結で東幕下七枚目の豊真将は16日、師匠・錣山親方(元寺尾)とともに会見を開き、現役引退と年寄「立田川」の襲名を発表した。


豊真将は埼玉栄高校時代に全国大会出場を果たし、日本大学相撲部へ進学したが、蜂窩織炎の悪化により1年で退部。体調の回復後、大学を中退して錣山に入門した。長いブランクにより序の口でも勝ったり負けたりを繰り返す相撲だったが、誰よりも熱心に稽古を続け徐々に力を付けていった。

2006年1月に錣山部屋の力士としては、はじめて十両昇進を果たした。最高位は小結。

2014年の名古屋場所5日目に日馬富士戦で右膝を痛め、以降は全休していた。早期復帰に向け取り組んできたが、思った以上に右膝の事態は深刻だった。

師匠の錣山親方は「9月場所で引退する選択もあったが、幕下に落ちても本人はあきらめていなかった。弟子として何ひとつ言うことはない。尊敬している」と豊真将を称えた。

端正な顔立ちと勝っても負けても深々と礼をする真面目さ、ひとつ一つの所作が美しいことで旧来の相撲ファンからも、若い相撲ファンからも高い人気を誇った豊真将。その引退には「好きなことをやめるってつらいだろうな」「豊真将引退、あの綺麗な礼儀作法が見れなくなるのは寂しいな」「いろんなことがあった大相撲を支えてきたひとりである。とにかく魅力的な力士で、そして強かった」と惜しむ声が多数。

会見で錣山親方が尊敬していると言ったことについて「師匠から尊敬される弟子なんてそうおらんで…」「親方に「尊敬している」って言われる豊真将素敵。 弟子に「尊敬している」って言える錣山親方も素敵」など、2人の関係に目頭を熱くするファンもいた。

今後は年寄「立田川」を襲名し後進の指導にあたる豊真将。いつか自身が成し遂げられなかった大関、横綱を育ててくれるとファンは期待している。


《岩藤健》

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