【アジアカップ15】「チームのために走る」長友は宣言どおりのプレーも、日本はUAEに敗れ敗退
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
前日会見では記者からの「ブラジルW杯から1年、次のW杯に向け3年間をどう過ごしていきたいか」という質問に、言葉を詰まらせる場面もあったDF長友佑都。迷いを察したハビエル・アギーレ監督が割って入り、先にチームとして長友に期待する役割を答えた。
長友は「監督が答えている間も考えていたんですけど、W杯のときの心境と、次のW杯に向けての心境を語ることは難しく、そのことについて考え言葉にするためには多くのエネルギーが必要。ここでは勘弁してもらえたらなと思う。そのエネルギーを使うくらいなら、UAE戦でのダッシュ1本に使いたいと思う」と、未だ不本意な結果に終わった大会から完全には立ち直れてない様子を見せた。
「ただ自分に1つだけ言えることは、いかにチームのために犠牲になって、チームのために走れるかということ。チームのためという気持ちが自分の中に本気であるならば、本当に大事な場面で最高のパスがきたり、今までミスしていたことがミスでなくなったりということにつながると思う。だから明日の試合もチームのために走ります」
会見で語ったとおり、長友は前半からサイドでの上がり下がりを繰り返し、チャンスメイクはもちろん、持ち前のスピードを活かしUAEのカウンターも再三防いだ。
しかし延長前半にサイドライン際でボールを追いかけた際、右足太もも裏を抑え痛がる素振り見せると、以降は足が止まった。交代枠を使い切った日本は長友を延長後半から中盤に上げ、つなぎの役割を託す。
チャンスを作りながら日本はUAEゴールを割れず、最後はPK戦で6人目の香川が外し敗れた。
準々決勝敗退に長友、今野、岡崎の負傷。日本代表には痛い結果となってしまった。
《岩藤健》
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