今大会は絶好調が伝えられていたマレー。女王セリーナ・ウィリアムズも優勝予想に挙げていた男は、ナダルを破り勝ち上がってきたベルディハ相手にも底力を見せる。
第1セット第8ゲームで先にベルディハがブレークすると、直後の第9ゲームでマレーが取り返す。タイブレークに入っても両者のブレーク合戦は止まらない。最後はマレーのフォアハンドがネットに掛かり、ベルディハがこのセットを奪った。
だが第2セットに入ると状況は一変。マレーが1ゲームも与えず、6ゲーム連取であっさりセットを奪い返す。第3セットも第6ゲームでブレークに成功したマレーが取り、一転してベルディハは後がない状況となった。
第4セットはベルディハも復調し再び激しい試合となったが、終盤の第11ゲームにブレーク成功したマレーが、1度のチャンスを物にし逃げ切った。
ファンからは「ベルディハは大事なところでミスが増えた。もったいない」といった声や、「アンディに優勝してもらいたい」「よくやった。最後のエースは素晴らしかった」とマレーの決勝進出を祝うコメント、「マレー好きだけど、ジョコビッチに勝てるイメージが湧かない」「もし4度目の準優勝なら記録なんじゃないの?」など過去3度決勝に進み、2度ジョコビッチに敗れている相性の悪さを指摘する意見も目立った。
投稿 by ATP World Tour.