【小さな山旅】初詣ハイク2015…愛宕山~難台山(1)
オピニオン
コラム
せっかく田舎に住んでいるのに、わざわざ混雑している場所に行くのもどうか。それに、初詣だけに行っても面白味に欠ける。
せっかくだから、山に登って初詣をしよう。初詣ハイクだ! 初参りに初登山! 両方一緒に楽しんでしまおう!
そのような思いつきで、早速山にある神社を調べてみる。先日登った御岩山にも神社はあるが、行ったばかりだから違う場所がいい。大抵の山には神社が付き物であるが、初詣に相応しい場所がいい。
筑波山。まっさきにこの名前が思い浮かんだ。筑波山には筑波山神社がある。筑波山に初詣ハイク。なかなか良い催しだと思った。しかし、天下の筑波山である。茨城県きっての名峰である。県内唯一の百名山である。人出だって多いに違いない。正月早々、ぞろぞろと行列を作って山に登るのもどうかと思う。
他にないかと探してみると、家(水戸市)から割と近く、神社も立派で駐車場も広く、縦走もできて景色も良い山が見つかった。それが、愛宕山であった。
■愛宕山でおみくじ
愛宕山には車ですいすいと登れてしまう。初詣ハイクと称しながら、それはどうだろうと思いつつも、舗装された道を歩いてもさほど面白いとは思えない。使えるものは使ってしまおう精神で、遠慮なく神社の近くまで車で移動した。
長い階段を登りきると、神社にたどり着く。登山日は1月2日であったが、人はまばら。人混みを避けられて、満足する。
お参りをしたあとは、初詣らしいことをしようと思い、おみくじを引いた。近年のおみくじでは、なかなか良い成績を残せないでいる。初詣のおみくじで大吉を引いた記憶など、思い出せないくらいに遠い過去の話だ。
筆者は中途半端に腕を入れて、中途半端にかき乱し、中途半端な位置のおみくじを抜き取った。今年こそは、と願を込めておみくじを開く。この数秒の間だが、様々な煩悩がものすごい速度で頭をかけ巡るのである。大吉であってくれ、一年の最初から末吉とかはやめてくれ。ましてや凶などもってのほか。
おみくじにかける切な願い。ここ数年、ぐうたらで落ち着きのない人生を歩んできた筆者にとって、たかがおみくじといえどそれにかける想いは強い。
いいじゃないか、今年くらいは!
大吉を引かせてくれ!
筆者の多大なる期待を乗せて引いたおみくじは、果たして「末吉」であった。おみくじには以下のような記述があった。
「辛抱おこたらなければ幸福」
「我儘せねば諸事叶う」
辛抱が嫌いでワガママな筆者には、少々酷な言葉であった。
《久米成佳》
≫貴重な水着ショットも披露!「もはや高校生には見えない」大人っぽい池江璃花子、沖縄・石垣島の海を満喫
≫ケンブリッジ飛鳥と滝沢カレンが似てる?リオ五輪時から密かに話題だった
≫レアル所属・中井卓大ってどんな選手?…「リアルキャプテン翼」と呼ばれた少年時代