2014年5月にアワーレコードのルールが改正されて以降、現在まで主な挑戦者は3人。昨年9月にドイツのイェンス・フォイクト(当時トレックファクトリーレーシング)が51.110kmの最初の記録を打ち立てると、翌10月にオーストリアのマティアス・ブランドル(IAMサイクリング)が51.852kmの新記録を樹立した。
この記録を上回ることを目指したボブリッジは51.300kmに終わり、更新はならなかった。
とある自転車パフォーマンス分析家が、この3人のペースをグラフ化したデータをツイッターで公開した。これによるとフォイクトとブランドルは、ほぼ一定のペースを維持。さらにフォイクトの場合は終盤にややペースを上げるなど、43歳のベテランながらも驚異の身体能力を見せている。
一方、ボブリッジは序盤54~55km/hのハイペースで入りながらも、後半に入り徐々に失速している様子がうかがえる。筋肉のケイレンにも苦しんだというボブリッジだが、それもこのペースダウンに影響しているのかもしれない。
2月8日にはツアー・ダウンアンダーを制したオーストラリアのローハン・デニス(BMCレーシング)がアワーレコード挑戦を予定している。どのようなペースメーキングをするのか注目だ。
Bobridge #hourrecord pacing compared with @M_Braendle and @thejensie pic.twitter.com/SMVUtuqVvL
B Xavier Disley, PhD (@xavierdisley) 2015, 1月 31
Cumulative average speed for the three new #HourRecord attempts pic.twitter.com/bIxGuEGtt5
B Xavier Disley, PhD (@xavierdisley) 2015, 2月 1