オーストラリアで開催中のヘラルドサンツアー、2月6日の第3ステージのゴールでそれは起こった。20歳の天才スプリンター、カレブ・ユワン(オリカ・グリーンエッジ)が勝利を挙げたすぐ横で、ブレントン・ジョーンズ(ドラパック)が激しく落車した。
その勢いのままジョーンズは滑りながら、ゴールラインを越えた。当初、ジョーンズは6位と裁定されたが、体とバイクが離れていなかったと認められ、5位に繰り上げになった。
ドラパックのアゴスティーノ・ジラモンド監督は「ジョーンズは表彰台まであと一歩だったが、サム・ウィトミッツ(バジェット・フォークリフツ)とヒジがぶつかった。そしてウィトミッツのヒザとブレントンのハンドルバーが当たって、前輪が地面から浮いたんだ。彼はゴールライン手前のわずか10mで激しく落車した。高速だったから、彼は5位でラインを越えて、そのちょっと先で止まったんだ」と説明した。
その後、自ら立ち上がったジョーンズだったが、全身傷だらけだった。
「これがスプリントだよ。激しい落車だったから、肋骨と胸が少し痛いし、首も少しむち打ちだ。皮も少しはがれたね」
翌日の第4ステージは出走しなかったジョーンズだが、幸い骨折などの重傷はなかったとのことだ。
投稿 by Herald Sun Tour.
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