「ベニテス監督（以下敬称略）：今日の試合には今後に繋がるポジティブな点が多かったと思う。我々はあらゆる大会に集中力を持って、戦えるということを示した。今日はカップ戦だったが、日曜日にはまたセリエAの試合だ。我々は3つの大会すべてで良い結果を出したいという姿勢を見せた」
今季リーグ13位と苦戦するインテル。同3位のナポリが圧倒的に有利という見方もあった試合に、ベニテス監督はインテルは侮れない相手だったと話した。
「ベニテス：前日会見でインテルは非常に強いと言ったが信じてもらえなかった。彼らはサッスオーロ戦でも、もっと良い結果に見合う戦いをしていた。素晴らしい選手たちのいるチームだ。ベンチの顔ぶれを見てみればいい。最初からマンチーニのような監督なら、リーグでも挑戦できていたかもしれない。彼らにはどんな試合でも勝てる力がある。今日は両チームが良いサッカーをしていた」
近年はヨーロッパサッカー界で地位低下が叫ばれるセリエ。この試合はイタリアサッカーに力があることを示したとベニテス監督は語った。
「ベニテス：観客席は満席で、ピッチコンディションも最高だった。今夜はイタリアサッカー界が世界に向けて非常に前向きなメッセージを送ったと思う。そのことがインテルという強いチームに勝ったことの価値をさらに高めている」
インテルを下したナポリは準決勝でラツィオと対戦する。
