スポーツ経済の専門家、9000億円を超えるプレミアリーグ放送契約に言及「各国リーグはプレミアへの選手供給地になる」
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
この報せに著書『「ジャパン」はなぜ負けるのか-経済学が解明するサッカーの不条理(原題:サッカーノミクス)』があるステファン・シマンスキ教授は、各国リーグがプレミアリーグへの選手供給地になると予想する。
「シマンスキ教授(以下敬称略):プレミアリーグにもたらされるさらなる金と、その金による力が彼らに選手を買って、スタジアムを建てる可能性をもたらす。つまりプレミアがさらに魅惑的になり、下部のリーグも成長していくということだ。これで本当に他のリーグがプレミアリーグへの、ただの選手供給リーグになる可能性がある。選手を育ててプレミアリーグへ選手を売るだけになるんだ」
今回の大型契約が報じられると、ファンや一部の政治家から「プレミアリーグのクラブはチケット料金を安くするべきだ」との声が出た。こうした意見にシマンスキ教授は「論理的にはそうするべきだが」現実的にはならないだろうと語る。
「シマンスキ教授:それはまず起こりえないだろう。クラブにとってはビジネスであり、さらに金を作るためにチケットを売る。放映権を売って資金を作る。どこか一分野だけで稼ぐということはあり得ない」
今や選手にとってもファンにとっても世界一魅力的なリーグと言っても過言ではないプレミア。果たしてシマンスキ教授の言うとおり、各国は大英帝国の軍門に降ってしまうのか。
《岩藤健》
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