アワーレコード、次の挑戦者は元ガーミン・シャープのデッケル 高地メキシコで挑む
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2014年5月にUCI（国際自転車競技連合）がアワーレコードのルール改正後、主な挑戦者はドイツのイェンス・フォイクト（当時トレックファクトリーレーシング）、オーストリアのマティアス・ブランドル（IAMサイクリング）、オーストラリアのジャック・ボブリッジ（バジェット・フォークリフツ）とローハン・デニス（BMCレーシング）の4人。去る2月8日にデニスがマークしたばかりの52.491kmが、現在の世界記録となっている。
30歳のオランダ人、デッケルは2004、2005年にオランダTT王者のタイトルを獲得。しかし、今年はガーミン・シャープとキャノンデールの合併によってチームから放出され、現在は所属チームがない。
デッケルの挑戦の舞台となるメキシコ・アグアスカリエンテスの自転車競技場バイセンテネリー・ベロドロームは、標高1800mの高地にある。ここでは、過去にもUCIのトラック競技やパラサイクリングの大会が開催されてきた。空気抵抗が少ないことから記録樹立には有利だが、1時間走り続ける場合は選手の心肺への影響も考慮しなければならない。
デッケルは「UCIアワーレコードのような歴史的イベントに参加できるのは光栄だ。過酷なイベントだということもわかっているし、敬意を持って向かい合う必要がある。過去にも偉大な選手たちが記録更新に挑み、あるものは成功し、あるものは失敗したんだ」と闘志を高めている。
デッケルのトレーニングの模様と意気込みは動画でも公開されている。
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