消費者向けデバイス市場は1兆ドル超え、ウェアラブル市場細分化、中国スマホ5億台販売…世界最大の家電見本市、CESが東京でPR | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

消費者向けデバイス市場は1兆ドル超え、ウェアラブル市場細分化、中国スマホ5億台販売…世界最大の家電見本市、CESが東京でPR

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世界最大の家電見本市、CESが東京でPR
世界最大の家電見本市、CESが東京でPR 全 21 枚 拡大写真
2月18日、世界最大規模の家電見本市CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)の主催団体がカンファレンスを開催した。

全米家電協会(CEA)のゲイリー・シャピロCEOが登壇し、日本とCESの関係について言及した。

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シャピロCEO

日本はイノベーションのドライバーです。今回は、ラスベガスでのトレンド、2015年のCESの紹介を行います。コンシューマエレクトロニクス業界は人々の生活を変えてきました。このトレンドについてです。

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世界のテクノロジートレンドの詳細について、全米家電協会(CEA)のスティーブ・コーニングディレクターがプレゼンを行った。CESは1月初旬にラスベガスで開催されたがその開催をベースに、調査会社GFKとの連携による、市場動向を交えて話した。

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コーニングディレクター

ビジネスの観点で、いまのトレンドによりどのようなビジネスチャンスが生まれるかを知ることが大事です。調査会社のGFKと連動したデータにより、マーケットを知ることにしましょう。

■世界の消費者向けデバイス市場は1兆ドル超え

世界の消費者向けデバイスの支出は1兆ドルを超えました。これはコンテンツやサービスではなく、デバイスだけの数字です。技術そのものも重要ですが、生活のトレンドも重要です。そうしたものが根底になってこの数字にが生まれます。中東、アフリカ、アジアも含め、人口の大きい国が、デバイスのトレンドを数字として牽引しています。エマージングアジアは、北米を上回って1位になりました。主に中国、インドなどです。このトレンドは続きます。そして、エマージングアジアは今後、豊かになります。

パーセンテージでは、2014年はエマージングアジアが26%、北米は22%でした。

■中国、2014年のスマホ販売台数は5億台

この数字を主導する地域は、成熟市場の欧米、日本から、新興市場の中国、インド、東欧などにシフトしていくということです。

デバイスのなかで大きいのはスマートフォンです。スマートフォンだけで、コンシューマーテクノロジーデバイスの41%を占めています。そして新興市場がその支出のほとんどを占めています。とくに中国は、未来のビジネスの可能性を秘めています。

中国は2014年に約5億台のスマートフォンが売れています。そして興味深いのは、中国国内メーカーが、グローバルメーカーにプレッシャーをかけていることです。つまり、中国では国内のメーカーが売れているということです。シャオミはその最たるところです。

■テレビは新興国で40インチから売れる

(グラフを指して)オレンジの線は32インチ、以前は20インチなどといった小さなものが主流でしたね。いまの世界平均は40インチです。サイズの巨大化は世界で進んでいます。つまり新興市場では、初めから大きなテレビを求めるということです。画質の改善は進みます。色に関しても次の次元に向上します。

4KウルトラHD、大型スクリーンのハイエンドTVから。40インチ以降はこれを搭載することになるでしょう。が、多くは中国での需要になるという見方があります。

■製品の市場はマスなのか、ニッチなのか

すべてのテクノロジーは最終的にはマス市場に拡大するのか、というとそうではないということです。ドローン、3Dプリンター、スマートウォッチなどはニッチですね。

例えばスマートホーム。これは、普及が加速しています。従来は家にモジュールを丸ごと設置する固定型の製品になると思われていましたが、DIY型のソリューションがトレンドです。また、そのテクノロジー面は難しいという考え方が多数でしたが、そうではないということです。

バーチャルリアリティ、オーギュメントリアリティですが、(オキュラスリフトを買収した)Facebookは明らかにこうした技術の未来を信じているわけです。この技術は映画やゲームといったエンタメのコンテンツに入っていきまう。これは、映画製作を変える可能性を持っています。

ウェアラブル分野は細分化が進んでいます。最初のものはテクニカルなものでした、フィットネス市場には、アンダーアーマーなど、スポーツウエアのメーカーがテクノロジー商品の分野に参入しています。

ロボティクスはよりリアルになっています。そして最後に自動車の分野。アウディTTのダッシュボードですがディスプレー化しています。コネクテッドカーのトレンドは今後も続きます。フォードの「マイエナジーアップス」はホームとの接続などに対応しています。

《土屋篤司》

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