【東京マラソン15】カゴメが衝撃のデバイス「ウェアラブルトマト」を発表…明和電気とコラボ
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
トマトに含まれる「リコピン」は、活性酵素を消去する働きがある。トマトを食べることで体内の抗酸化力を上げることが期待でき、運動によって発生する活性酵素の害から人間を守ってくれると考えられている。
そこでカゴメは最先端技術の「ウェアラブル」に着目し、走りながらトマトが補給できるデバイス「ウェアラブルトマト」の開発プロジェクトを始動させた。開発にはアート・ユニットとして人気の「明和電気」と手を組んだ。そしてついにその全貌が明らかになった。
「トマトに足りないのはモバイル性だけ」と語るカゴメ社員の農学博士・鈴木さんによると、明和電気を開発パートナーに選んだ理由は「(ウェアラブルトマトを)ナンバーワンではなくオンリーワンの、世の中にないものを作ろう」という気持ちからだった。明和電気がこれまで世に送り出してきたユニークな発想に着目したのだ。しかし、その明和電気の土佐信道社長は「まともなものを作ったことがない。よく頼んだな」と思っていたのだが…。
カゴメは明和電気に、ウェアラブルトマトは「そんなに重くないもの」「トマトを楽しく食べられるもの」とリクエストした。そして製作期間4ヶ月を経て出来上がったものは、想像を遥かに越えたなんとも可愛らしいウェアラブルデバイスだった。
土佐社長は「トマトは潰れやすい。想像以上に、液体。薄い膜で覆われた液体なので(開発は)難しかった」と語る。ウェアラブルトマトはモーターひとつで全ての可動部が動作し、ハンズフリーでトマトを摂取できる機構になっている。背面にセットされたトマトをアーム部分がひとつずつ取り出し、装着者の口元まで運ぶ仕組みだ。
重量は約8kg。数値だけ聞くと重そうだが「皆さんが思うほど重くはないです。肩に乗せているとけっこう軽いです」と鈴木さんは笑う。ウェアラブルトマトを装着した鈴木さんは、2月21日に行われる5kmのフレンドシップランに参加する。
また東京マラソン当日は、より小型化され、東京マラソンの規定に合わせたウェアラブルトマトを装着して走る予定だ。こちらはプチトマトを食べられる仕様になっている。鈴木さんは「実験という位置づけですが、がんばって走りたいです」と体を張ってウェアラブルトマトをアピールする。
流行のウェアラブルデバイスとは明らかに異なる路線を突っ走ったカゴメと明和電気によるウェアラブルトマト。今後、これ以上にインパクトのあるウェアラブルデバイスは世に現れないのではないかと思いたくなるような、オンリーワンの作品に仕上った。
これまで公開されていたウェアラブルトマトプロジェクト開発編の動画に続き、新たに「驚愕のトマト補給シーン」を収録した完成篇も公開されている。
●ウェアラブルトマトプロジェクト開発編
●ウェアラブルトマトプロジェクト完成篇
《五味渕秀行》
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