【トラック世界選手権15】男子個人追い抜き、スイスのクングがラスト100mで逆転金メダル
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
250mトラック16周の4kmで競う個人追い抜き。決勝では、この種目の世界記録保持者でロードレースでも活躍するボブリッジが序盤から先行し、クングに対して数秒の差をつける。
しかし、残り1kmでクングは徐々に詰め寄りラスト100mで逆転。最終的に0.269秒差でボブリッジを破り、金メダルに輝いた。クングのタイムは4分18秒915、銀メダルのボブリッジのタイムは4分19秒184だった。
銅メダルは、ジュリアン・モーリス(フランス)が4分21秒419で獲得した。この種目、日本勢の出場はなかった。
スイスに2007年以来の金メダルをもたらしたクングは、喜びとともにレースを振り返った。
「最高だ。僕は今までに銀メダル1つ、銅メダル3つ獲ったので、ようやく一番上に立てるんだ。すごいことだね。僕はいつもスロースタートなので、彼(ボブリッジ)に捕まるんじゃないかと恐れていた。だから、最初の数周は少し激しくプッシュし、できる限りハードに走ろうとした」
「コーチは『このまま行け! 彼はくたばっているぞ』と言っていた。僕はいつも終盤巻き返すんだ。最後は栄光を祈っていたし、ラスト2周で頭の中にあったのはそのことだけだった」
「スイスにとっては久しぶり(の金メダル)だね。去年、僕はコンマ2秒差で負けて、2度とこうはならないと言っていたんだ」
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