アシックス、第3四半期決算…売上高26.6%増の3540億円など堅調
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2015年1月1日から12月31日までの通期連結業績予想は、売上高が4230億円、営業利益が330億円、経常利益が320億円、純利益が210億円としている。
スポーツへの関心の高まりや、ランニングブームを背景に堅調に推移した。特にアメリカにおけるフットウエア市場で堅調な成長が続いた。
同社は、「アシックス・グロース・プラン2015」に基づき、グローバルで事業の強化拡大を図った。高機能ランニングシューズ「GEL-NIMBUS 16」、「GEL-KAYANO 21」を市場投入した。世界最大級の参加者数を誇る「TCSニューヨークシティマラソン」をはじめ、パリ、ストックホルム、神戸など世界各地のマラソン大会への協賛を実施。ブランド向上に取り組んだ。
アスレチックスポーツでも、南アフリカ共和国、オーストラリア両国のラグビー代表チームのレプリカジャージを発売。ウズベキスタンで開催された2014年レスリング世界選手権大会では、世界6か国の代表選手へ製品を提供。韓国で開催された第17回アジア競技大会では、世界9の国と地域の代表選手へ製品を提供した。
オニツカタイガーは、先鋭的かつ洗練されたブランドとしての価値向上に取り組んだ。国内外の有名デザイナーとのシューズ・アパレルのコラボレーションモデルの発売、「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク東京」への参加などを実施した。
販売面では、アシックスブランドの大型パートナーストア「アシックスタイムズスクエア」をマンハッタンの42番通りにオープン。アシックスブランドの直営店をメルボルン、マドリード、ハンブルグ、リオデジャネイロにオープンするなど、世界各地への出店を進めた。
これにより、自主管理売場の店舗数は、直営店381店舗、その他パートナーストアを含めると全世界で1100店舗を超えた。世界共通のITプラットフォームに基づく自社独自のEコマースサイトでの販売を、これまでの4か国に加え、新たにドイツ、フランス、スペイン、イタリアで開始した。
アパレル事業では、グローバル開発生産機能の強化に努めた。香港の「亞瑟士香港服装有限公司」への世界各国向けアパレル生産管理機能の集約を進めたほか、アパレル事業における材料調達機能・品質管理機能を同社へ一部移管。原価低減を目的に、生産工場の中国地域から東南アジア地域への移転を進めた。
新規ビジネスでは、スポーツの知見を応用した運動サービスプログラムを提供する機能訓練特化型デイサービス施設「Tryus(トライアス)西宮」を開業。グローバル物流網の構築により、安定的な製品供給体制の確立を加速した。欧州の新たな物流拠点となる「アシックスヨーロッパ物流センター」をドイツに建設し、稼働開始。研究開発力の強化のため、スポーツ工学研究所の増設および実験設備の充実など、研究開発環境の向上に努めた。
人材面での取り組みも実施。グローバル・各地域ともにプロフェッショナル人財のスピーディな育成・採用を強化するとともに、グローバル人財の最適配置を進め、年功的処遇を廃止した新人事制度の導入などを行った。
《編集部》
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