デサント、第3四半期決算…日本の減収減益を補って余りあるアジアの好調
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通期業績予想は、売上高1230億円(同11.9%増)、営業利益80億円(同27.6%増)、経常利益82億円(同23.4%増)、純利益54億円(同20.8%増)とした。
同社は、中期3か年契約「Compass 2015」の達成に向け、海外事業の拡大と国内事業の再建に向け施策を実施。海外においては、4月にマーケティング拠点となる香港支店を、欧州では「デサント」の事業強化を目的とした欧州リエゾンオフィスをスイスに設置した。
2015年1月には「デサントグローバルリテール株式会社」を設立し、リテール分野の強化体制を構築した。
商品政策では、アジア地域で商標を有する「ルコックスポルティフ」「アリーナ」、日本と韓国で商標を保有する「アンブロ」で、地域のパートナー企業と連携を深め、ブランドの世界観をグローバルで統一する「ワングローバルブランド」の推進を継続している。
広告宣伝、販促活動では「アンブロ」でオフィシャルサプライヤー契約を結ぶJリーグ「ガンバ大阪」が3冠を達成。「FC東京」を運営する東京フットボールクラブと2015年シーズンからのオフィシャルサプライヤー契約を締結した。
こうした施策の結果、日本では消費税増税などの影響で減収減益となったが、アジアが大きく増収増益、北米も好調に推移した。
《編集部》
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