ヤマハ「PAS」女性開発メンバーによる新型発表「自分でコーディネートして乗ってもらいたい」

ヤマハ発動機による電動アシスト自転車「PAS（パス）」シリーズの2015年モデル発表会が2月26日、東京都内で行われた。

同社はファッショナブルモデルの新型として、30代～40代の女性をメインターゲットにした「PAS Mina（パスミナ）」を3月10日に発売する。ファッショナルブルモデルとしてこれまで「PAS Ami（パスアミ）」を展開して人気を得ているが、ミナは「より自分らしさ」を演出できるよう開発されている。フロントバスケットやリヤキャリアなどはあえて設けずに、ユーザーの好みで選択できる楽しみを残している。

開発は担当業務や組織・会社の枠を越えた5人の女性がプロジェクトメンバーを組み、さらに社内の女性の声を多く取り入れて進められた。洋服やアクセサリーと同じように、「自分でコーディネートして『わたしだけのミナ』に仕上げて乗ってもらいたい」と開発陣は語る。

「デザインがいいものは海外のものが多い」という声から、北欧テイストを取り入れた。クラシカル&ナチュラルモダンをコンセプトに「シンプルで洗練された大人のおしゃれ」を目指してデザインが決められ、名前はフィンランド語で「わたし」を意味する「Mina」が付けられた。パーツにもこだわり、ゆったりとしたプロムナードハンドル、真鍮スプリングベル、鋲打ちサドル、クラシカルなペダルを採用。太めのタイヤはサイド部はダークブラウン仕様だ。

発表会では開発メンバー4人によるカスタマイズされたミナが登場。ちょっと見ただけでは同じ自転車をベースにしたとは思えない、それぞれ「自分らしさ」を打ち出したミナに仕上がっていた。どの自転車も日常がより楽しくなりそうな、個性的なアレンジが加えられていた。

ミナのフレームカラーはシルキーホワイト、シフォンブルー、ボルドー（各ツヤ消しカラー）の3色が用意された。電動アシスト自転車の要、ドライブユニットは新型が搭載されている。ヤマハ発動機公式サイトではミナの特設ページも開設中だ。11万5000円（税抜き）。