【オムロープ・ヘット・ニュースブラッド15】スカイのスタナードが2連覇「僕はラスト4kmしかレースしなかった」
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このレースは、ツール・デ・フランドルと同じ上り坂や石畳も含まれるセミクラシックのひとつ。序盤のアタックや集団の分裂が繰り返された後、40km地点で4人の選手が先頭に飛び出す。エティックス・クイックステップがトム・ボーネン、ニキ・テルプストラ、ステイン・バンデンベルフの3人だったのに対し、スカイはスタナードひとりだった。
後方では追走の選手たちが激しく追っていたため、エティックス・クイックステップの3人はハイペースをキープし、おかげでスタナードはエネルギーを温存できた。
ラスト4.6kmでボーネンがアタックすると、スタナードが追いかけ、他の2人もこれに反応する。しかしラスト1kmでスタナードが加速すると、今度はついてこれたのはテルプストラのみ。この2人のスプリントをスタナードが制して、2連覇を達成した。2位は同タイムでテルプストラ、3位には8秒差でボーネンが入った。
2014年はケガにも悩まされたスタナードは、喜びを抑えきれなかった。
「これ以上の幸せはないよ。2連覇もうれしいけど、去年は腰の骨折もあったので、かつての自分に戻れたのがうれしいんだ」
「あの3人はみんな勝つために頑張っていた。彼らのチームは10年間ここで勝ってなかったし、ボーネンの勝利歴に欠けているレースたからね。後ろでバンマルケ(ロットNLジャンボ)とバンアーベルマート(BMC)が追走していたので、彼らにはプレッシャーがあった。僕はおとなしく、ちょっと駆け引きをしていた。できるだけタダ乗りしたかったんだ」
「ボーネンがアタックしたとき、僕は少しペースを緩めた。そして後ろの2人がついてくるのが苦しそうだったので、イチかバチか勝負したんだ」
スタナードはチームメイト、特にアシストとしてサポートしてくれたブラッドリー・ウィギンスに感謝した。
「上りではみんなが僕を完璧に運んでくれた。ツール・ド・フランスのウィナーが自分のために全力を尽くしてくれるのは、ちょっとプレッシャーだったよ。最後はクイックステップが運んでくれたから、僕はラスト4kmしかレースしなかったよ(笑)」
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