【クールネ～ブリュッセル～クールネ15】カベンディッシュがスプリントを制し今季6勝目「ボーネンがリードアウトしてくれた」
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ベルギー・セミクラシック2戦目のこのレース。オウデ・クワレモントの上り坂でセプ・バンマルケ（ロットNLジャンボ）がアタックし、これをきっかけに19人の先頭集団が形成される。
エティックス・クイックステップはこの中にカベンディッシュ、トム・ボーネン、ゼネク・スティバルら5選手を送り込み、残り39kmで38秒のタイム差を築く。しかし、この集団は最終的に吸収され、カチューシャなどがゴールスプリントに向けて体制を整える。
ところが、残り4.7kmでフィリップ・ジルベール（BMCレーシング）がアタック。一時は集団に11秒差をつけ逃げ切るかと思われたが、ラスト1kmで捕まってしまう。
最後は集団スプリントとなり、好調アレクサンドル・クリストフ（カチューシャ）が先頭に立つが、その背後から飛び出したカベンディッシュがこのレースでは3年ぶりの2勝目を飾った。2位はクリストフ、3位はエリア・ビビアーニ（スカイ）が入った。
前日のオムロープ・ヘット・ニュースブラッドで敗れたエティックス・クイックステップにとっては、リベンジの1勝ともなった。
カベンディッシュは地元ベルギーの英雄ボーネンが自らの勝利を犠牲にし、アシストしてくれたことに感謝した。
「クールネで勝てて、とてもうれしい。僕はこのレースは2回目で、2回とも勝ったんだ。特に昨日の残念なリザルトの後だからね。クラシック開幕ウィークエンドで勝ててよかったよ」
「トム（・ボーネン）はここで3回勝っているけど、今朝バスの中で彼は僕のリードアウトをすると言ったんだ。彼が4勝目を狙うのは簡単かもしれなかったけど、チームのためにすべてを捧げたんだ」
「クリストフやビビアーニ相手にスプリントで勝つのは簡単じゃなかった。クリストフは絶好調だからね。今年初めて彼相手にスプリントで勝てて誇りに思う」
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