【プロ野球】松坂の投球フォームにファン賛否…怪物は再び輝くか
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そんななか、今年注目選手の一人にメジャー帰りのソフトバンク松坂大輔がいる。先日の対阪神では、久しぶりに甲子園のマウンドに立った。
松坂はニューヨーク・メッツから9年ぶりに日本へ復帰。キャンプから高い関心が寄せられていた。初の実戦登板が甲子園に決まってからは、かつて怪物伝説を作り出した舞台で、どのようなピッチングを見せてくれるか注目が集まった。
だが今回に限っては、松坂の投球は十分にファンの期待に応えられたとは言えない。結果だけを見れば3回無失点だが、変化球は大きく的を外れ2四球、被安打4で球数は57球と内容は満足のいくものではなかった。それでも松坂の制球力については西武時代からのもの。投球内容も想定の範囲内ではある。問題は投球フォームに躍動感が見られなかったことだろう。
松坂はアメリカの堅いマウンドに対応するため、股関節を痛めた影響もあり投球フォームをメジャー仕様に変えた。身体の開きが早く立ち投げのようなフォームは、アメリカに適応しようとした結果だ。だが日本球界へ復帰するにあたり、キャンプから再び日本時代のフォームに戻そうと練習を重ねてきた。
キャンプ終盤には手応えをつかんだ様子も見せていたが、この試合では昔のような上半身と下半身が連動するピッチングは披露されなかった。ファンからも「松坂の今の投球フォームを見るたびに、切なくなる。もう一度、松坂の甲子園を見よう」「昔の怪物オーラなかった。ナチュラルにシュートしてるし、肘の出方がよくないなー。ケガしそう」「松坂は西武時代とはフォームがかなり違い投球中にキャッチャーを見てるのか分からん」など不安の声が聞かれる。
もちろんまだオープン戦。これから開幕に向け仕上げていく段階で、良くなる可能性はある。判断を下すのは早計だが、松坂の投球フォームに関する議論は今後も続きそうだ。
《岩藤健》
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