ナダルは第1セットだけで3度のダブルフォルトを出すなど、本調子からはほど遠い出来だった。ヤングにも大物食いのチャンスはあったが、2度ナダルのサービスゲームをブレークしながら、3度キープに失敗するなど勝負所を落としてしまう。
調子が悪いナダルと、決定力に欠けるヤングの試合は、8度のブレークチャンス中6度成功させたナダルが勝ったものの、次の試合に課題を残す内容となった。
苦しみながら勝ち上がったナダルにファンは「取りあえず勝ちは勝ち」「全仏までに調子を取り戻してくれ」「今日は勝ったけど、相手が強くなるとあそこまでミスしてくれないし、ギアを2段くらい上げないとトップ5には勝てない気がする」「こんなスタッツで勝てるナダルってなんやねん」など、薄氷の勝利に不安を隠せない。
このまま勝ち進めば準決勝でロジャー・フェデラーとの対戦が実現する可能性ある。それを期待するファンは多いが、果たしてそこまでたどり着けるか。
投稿 by ATP World Tour.