現地メディアによればマネンティ氏は、スポンサー収入やグッズの売買で450万ユーロ(約5億9000万円)の収入があったとしていたが、そうした事実はないという。マネンティ氏がクラブ収入と偽った金額は、偽造カードの使用などで得た表に出せない現金であり、最初からマフィアのマネーロンダリング(資金洗浄)に利用するためクラブを買い取ったとも言われている。
マネンティ氏は2月にわずか1ユーロでパルマを買収。経営の健全化には「海外資本にあてがある」としていたが、どうやらそれも嘘だったようだ。
伝統のクラブ消滅危機にファンは、「パルマまじ終わるな。っていうかセリエAはほんとどうしちゃったんだろう?」「パルマ落ちるとこまで落ちたかな」「かつての強豪クラブはこれからどうなるんだろうな」「初めからいかがわしさ満載だったけど、いよいよ逮捕ですか」など、明るい未来が見出せていないようだ。
就任当初からマネンティ氏を「信用するに値しない人物」と一刀両断してきたパルマのフェデリコ・ピッツァロッティ市長は、公式Twitterで「私は最初から言ってきた。パルマに不正のはびこる余地はないと。クラブにも、この街にも詐欺師が近づくことは許さない」と宣言した。
Lo dissi da subito: a #Parma nessun spazio per i disonesti. Nessun sciacallo tocchi i parmigiani, la citta' e la nostra squadra. #SaveParma
Federico Pizzarotti (@FedePizzarotti) March 18, 2015