首脳陣へのアピールは着実に進んでいる。イチローは2打席凡退のあと6回の第3打席、叩き付けた打球が高く跳ねる間に一塁を駆け抜け、41歳でも衰えない健脚で内野安打を獲得する。
春先から好調のイチローに「ライバルは多いけどイチローなら腐らずやってくれるでしょ」「楽しそうに野球やってるイチローが見れて嬉しい」など、外野4番手の位置から賢明なプレーを続け、徐々に出場機会を増やす姿をファンも応援している。
気になるのはレギュラーと目される外野3人の成績だ。2014年シーズン顔面に死球を受け、複雑骨折からの復活を目指すジャンカルロ・スタントンは2打数1安打1打点で、オープン戦打率も.308と上げてきた。
マーセル・オズナは4打数無安打、打率.195と調子が上がってきていない。ただオズナの場合はシーズンでも打率は2割6分台。代わりに「モンスター」と評されるパワーが持ち味。チャンスに居るだけで投手は恐怖を感じる存在だ。
クリスチャン・イエリッチはオープン戦9安打をマーク。昨季レギュラーに定着するとゴールドグラブ賞を獲り、攻守両面で活躍が期待される23歳。チームは新たに7年契約を結んだと発表した。
それぞれに特徴があり個性的なマーリンズの外野陣。イチローも自分の武器を活かし、しっかりアピールしていきたい。なお試合はマーリンズが3-5で敗れている。
投稿 by Miami Marlins.