【自転車ロード】カンチェラーラが落車で脊椎骨折、今後のクラシック参戦が絶望的に
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
スタートから40km弱の石畳の下り、路面に落ちたボトルが原因で集団落車が発生し、カンチェラーラを含む多くの選手が地面に投げ出された。
カンチェラーラはその後もバイクに乗って走り続けたが、痛みが激しく、数km後にバイクを止めてチームカーに乗り、リタイアとなった。
カンチェラーラは落車の状況を振り返る。
「すべてが高速で起こった。誰かが急ブレーキをかけて行き場がなくなり、ただ真っ直ぐに突っ込んだ。僕は数人の選手を飛び越え、積み重なった自転車の上に着地した。あちこちで選手が転んでいた。僕の落車は激しく、体中が痛かった。ある意味反射的にバイクに乗ったが、腰、左手首、背中のあばら骨の痛みが激しかった」
「すぐに深刻なクラッシュだと感じたけど、僕は走り続けたかった。でも痛みが大きすぎて、やめざるをえなかった。病院でスキャンして、この痛みが裏付けされたよ」
病院でのレントゲン検査とCTスキャンで、腰背部の脊椎横突起が2カ所骨折していることが明らかとなった。回復に要する時間は現時点で不明だが、今後のツール・デ・フランドル、パリ~ルーベなど春のクラシック参戦は絶望的になった。
カンチェラーラは「このケガに対しては何もできない。ギプスも手術も無理だ。ただ、痛みに耐えるだけだ」と肩を落としている。
3月はじめのパリ~ニースでは、同じくクラシックハンターのトム・ボーネン(エティックス・クイックステップ)が落車で戦線離脱しており、今年の石畳クラシックは2人の主役を欠くことになった。
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